認知行動療法・実践カード  使用の手引き1  


1.使用の手順


検査の実施 検査を実施し、採点します。

検査結果の把握
  1. 標準化得点換算表に記入し、考え方の傾向を把握します。
  2. 本人に結果を提示し確認します。
  3. その結果をもとに認知療法を行うことの同意を得ます。

カード実施の説明
  1. 認知療法の説明を行います。
  2. トリプルカラム法の説明を行います。
  3. 【認知行動療法・実践カード】の説明を行います。

カードの実施
(否定的自動思考カード)
  1. 「4.かなりそう思っていた」と「5.非常にそう思っていた」項目を取り上げます。
  2. その項目について、その考え方を支持する根拠を考えます。
  3. 続いて、支持しない根拠を考えます。
  4. 最後に合理的な自動思考を考えます。
  5. 残りの項目について 2. から 4. の手続きを繰り返します。

カードの実施
(不合理な信念カード)
  1. 「4.かなりそう思っていた」と「5.非常にそう思っていた」項目を取り上げます。
  2. その項目について、そう考えて得することを考えます。
  3. 続いて、損することを考えます。
  4. 最後に、得することはそのままで、損することを減らす合理的な信念をを考えます。
  5. 残りの項目について 2. から 4. の手続きを繰り返します。


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