DACSの実施方法

  1. 認知療法
  2. 抑うつと不安の認知行動モデル
  3. DACSの構成
  4. DACSの実施方法
  5. DACSの採点方法
  6. DACSの信頼性と妥当性
  7. 引用文献

4. DACSの実施方法

 検査用紙とボールペンを渡し、「この2~3日の間であなたの考えでは、以下にあげるそれぞれの項目についてどのように思っていたのでしょうか。「1.全くそう思っていなかった」から「5.非常にそう思っていた」までの5段階のうちで最もよくあてはまる数字に○をつけてください。必ずすべての質問に回答してください」という。○をつけ間違えた場合には、間違えた○の上からXを書いて、○をつけなおしてもらう。
 時間制限はないが、普通は10分~20分程度で記入できる。50項目のそれぞれの項目につき1ヶ所ずつもれなく○印をつけているかどうかを点検した上で、被験者から用紙を受け取る。

 独身者の場合には、すべての項目について問題なく解答できる質問項目となっているが、既婚者の場合には「9.私にはこの先恋人ができないだろう」という項目には3に○をつけるよう先に指示をしておく。
 検査対象は、中学生以上一般成人まで実施できる。

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