DACS 構成

  1. 認知療法
  2. 抑うつと不安の認知行動モデル
  3. DACSの構成
  4. DACSの実施方法
  5. DACSの採点方法
  6. DACSの信頼性と妥当性
  7. 引用文献

3. DACSの構成

 DACSは抑うつと不安を引き起こす自動思考を測定する質問紙であり、Table1に示す50項目から構成されている。これらの項目は、抑うつや不安を引き起こす自動思考の質問項目155項目を作成し、その質問紙を大学生・短期大学生・専門学校生の732名(男子353名、女子379名)に実施し、因子分析等の統計処理を経て精選されたものである。この開発の過程については、福井(1998)を参照されたい。

 項目の1~10は将来否定の自動思考を測定する項目となっている。また、11~20は脅威予測を、21~30は自己否定を、31~40は過去否定を、そして41~50は対人関係脅威度を測定する項目となっている。

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