教育現場の第一線で子どもと接している教師には、実にさまざまな問題で悩んでいることと思います。自分自身のこころの問題はもちろん、ともすれば、子供の悩みや保護者の悩みまでも取り込んで途方にくれてしまう、というのも教師という職業の宿命なのかも知れません。
教職員のメンタルヘルスを考えるとき、教師が抱えるストレスをどのように管理し、どう対処するべきかは大きな問題となります。 以下に、教師自身のストレスについて、論理情動行動療法に基づいて考えてみましょう 。 各項目は、実践していただいた「論理情動行動療法」の各章からつづくように構成されております。必要に応じて各章に戻ってみてください。