学校教育では、こうしなければならないという建前が重要視されています。しかし、私の経験では、元気にやっていける先生は建前と本音をうまく使い分けていると思います。
私がすばらしいなと思った教頭先生の話ですが、職員会ではきちんと建前をお話されていました。しかし、喫煙室で休んでいるときには、現実はなかなか理想どおりにはいかないからねと話されておられました。そして、先生方の話を良く聞いて、苦労をともにされておられました。
ということで、学校教育の理想は努力目標としておくことは必要ですが、建前をそのまま受け入れていてはやっていけないことも多々あるでしょう。そのように考えて、以下の信念について、16章まででマスターした方法で合理的な信念を考えてみてください。
私は非難をされない完璧な学級経営をしなければならない。
自分のクラスのことは自分ですべて解決しなければならない。
教師集団は一致団結して生徒の指導にとりくまなければならない。
生徒の問題行動を起こしたら、それは担任教員の責任だ。
先生は疲れていてはいけない。
生徒は忘れ物をしてはいけない。
生徒はきちんと完璧に行動できなければならない。
生徒は全員クラスメイトと協調できなければならない。
生徒は全員強い学習意欲をもっていなければならない。

生徒は全員集中して授業を受けることができなければならない。
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